遊ぶ庭で面白い未来を目指すプロジェクト【ニワカケル】

庭師が語る⑤ 失敗にこそ価値がある

人生の勝利の味を知らない中川です。
失敗も何度も食べてれば味わい深くなるもんです。
範馬裕次郎とかアレキサンダー大王のように、人生無敗みたいな奴もいますが、みんな何処かで、成功と失敗のギリギリのところで戦っているかと思います。
成功と失敗に対する名言って多いですが、今回は、失敗に焦点を当てた記事を書いてみたいと思います!

凄い経営者達は失敗の連続

失敗は成功のもとって言いますが、偉大な先駆者も同じようなことを言ってます。

「成功とは失敗を重ねてもやる気を失わないことである」 ウィンストン・チャーチル
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」 トーマス・エジソン
「成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ」 ビル・ゲイツ
「失敗は、より賢くやり直すための機会である」 ヘンリー・フォード
「最も大きな栄光は、一度も失敗しないことではなく、失敗するたびに立ち上がることにある」 孔子
「失敗を恐れるな。人生において最も大切なのは、挑戦することだ」 ウォルト・ディズニー
「人は失敗を避けることはできない。それは成長のための通過点だ」 ヘレン・ケラー

うーん、皆さん苦労されてます。
自分も、カケルコヤの開発とか失敗続きで試作品が山のようになってます。失敗するたびに、周囲から小言いわれ、ダメ人間の烙印を押されます。周囲の人には、文句を言う権利はあります。そうなんです、迷惑かけられているから文句を言う権利がある。でも、失敗して一番苦しいのは本人です。ツラい所に文句言われるから、さらにツラいわけです。
偉人達はもっとツラい難局を乗り越え続けてきたわけです。言い訳として何度も使ってきたであろう名言だから凄いんです。使い込まれてピカピカに光ってるわけです。

そんな感じで、いきなりすべてを成功させる事なんて無理です。革命的な功績を残してきた人ほど、多くの失敗を重ねています。未知に挑む挑戦的な行為をするのであれば試行錯誤が必要なわけで、失敗とは試行錯誤のことです。試行錯誤が必要ないならそれは挑戦してないって事です。革新は、挑戦からしか生まれません。自分も、名言を残せる領域に到達したい。

失敗に価値があるとしたら

過去の偉人は、成功を掴むための必要な過程として失敗があると説いていますが、ここで発想を変えてみたいと思います。失敗の価値を考えてみます。

失敗って嫌です。
できるだけ失敗は出来るだけしたくないのが本音です。
でも失敗は避けることが出来ません。
失敗しない唯一の方法は、挑戦しないことです。
挑戦しないことで失敗を避けられますが、変化できません。変化できないので環境変化に対応できずに退場させられるって日本の企業あるアルだったりします。和を大事にし、大局で大失敗を冒すのがお家芸です。失敗を恐れて大失敗する。

失敗を失敗とする思考自体が失敗です。
なんか意味不明な文章が完成しましたが、挑戦から逃げる奴は負け犬になるって事です。

挑戦≒失敗です。
ほぼ成功することない。
起業したら10年でほぼ潰れる。
甲子園優勝とか万に一つです。
ほぼ負けです。野球人生失敗です。

負けるからって野球をしないってことはありません。東大理3に合格できないからって勉強しなくていいってわけじゃありません。
挑戦こそ人生であり、失敗を喜ぶことができるなら自分を肯定することができます。

なんだか、強引な展開です。もう少し丁寧に話をしないといけない気がする。次は、失敗と成功って実は、どうでもいいって話をしたいと思います。

成功と失敗は絶対評価ではない

好きな人に告白するなら、絶対に成功したいです。
でも人生って、複雑です。
フラれたとしても、それを糧に成長してそのあと大成するかもしれない。そうなった場合は、フラれたことは失敗かもしれませんが、成功の原動力なので失敗ではない。他のルートだと、一度フラれたからってそれで終わりじゃない。何度でも告白すればいいんです。駄目だったら、自分を鍛えて再挑戦すればいい。成功するまで挑戦すればいいんです。他のルートだと、付合ったことで不幸になるかもしれない。OKを貰ったことが失敗だったってことになります。
マルチエンディングシステムなのが人生です。
宝くじ当てて破産する人間って多いそうですし。

成功と失敗って実は、相対評価みたいな曖昧な評価です。成功と失敗を決めるのって、実は自分の気分です。コンテストで2位だったとしても、本人は大成功って思ってるかもしれないですし、大失敗って思うかもしれない。それを決めているのは自分です。
この視点に立つと、告白って行為の結果は、成功失敗で評価するものではなくただのイベントって事になります。イベントが次のイベントにつながっていく。仏教の縁起につながっていく話かもしれません。イベント単体の成否の評価も大事ですが、その結果を元に次のイベントにつないでいくのが重要です。成功が次の成功につながっているわけではない。重要なのは、人生の流れを楽しむことだと思ったりするわけです。

人生をコントロールすることは難しい。人生をコントロールしようとすると、インストゥルメンタルな生き方になってしまうので、資本主義の奴隷化するだけです。だから、今を楽しむコンサマ的な感覚が重要になる。

失敗を味わう

自分も人の親になりました。子どもに、似顔絵を描いてもらうわけです。人間の形になってない状態から、棒人間に成長していきました。絵としてみれば失敗作です。でも、子どもが書いてくれた絵を失敗作とは思いません。歪だから味わい深いんです。下手だからこそ価値があるんです。

ここで考えてみたい事は、完璧な人間って存在するでしょうか。
いるならそいつは成功品です。でも、成功品って見たことない。
人間って、出来る事や出来ないことが組合わさって、凸凹した存在だと思っています。誰にでも、長所短所があります。特徴って言い換えてもいいです。あるのは個性です。

個性を愛でる。あなたがあなたであることを愛でる。

キレイ事言うんじゃねぇ!って話があるかと思います。
でも、人生適当でいいんです。
そんな、あくせくしなくていいんです。

みんな足りていない。欠けている部分がる。
それを支えあうから社会が成立するわけです。
需要と供給みたいな話で、出来る人が供給するわけですが、需要側が居ないと成立できない。実は、欠けている人には、重要な役目があるわけです。互いが互いを引き立てあっているに過ぎない関係なんです。とはいえ、バランスがものすごく重要だったりしますので、両側が相手を思いやることが大切なんですけど、最大の問題の発生源だったりします….。

とはいえこんな感じで、人生みたいな時間の尺度や、人間関係みたいな社会の尺度で俯瞰すると、失敗は失敗では無かったりします。

失敗自体を愛でる境地ってあるんでしょうか。
あると思います。
人生暇つぶしって境地になれば、失敗こそ喜びです。
ゲームとかそうです。
失敗して失敗して挑戦することが楽しいんです。
成功しかしないヌルゲーとか熱中できない。

ゲームだと失敗にこそ価値があります。失敗するから熱くなれるわけです。失敗とは、人生を輝かせるためのスパイスです。ゲームだと、クリア(成功)したら用済みです。極端な話だと、失敗があるからこそ人生が成立するんです。だから失敗にこそ愛でる価値があるんです。

過去の成功とか、ゴミです。いち早く捨ててしまった方がいい。人生を腐らせるだけの汚点です。過去の成功に引きずられて人生失敗するとか、イノベーションのジレンマで会社潰して万単位の人を路頭に迷わせるとかアルあるです。成功も失敗も曖昧なラベルでしかないです。人生惑わせるだけのラベルなんで、真っ先に捨ててしまいましょう!

必要なのは、人生を輝かせてくれる失敗です。

失敗whit庭

最近この流れが続いてます。
強引に庭の話に持っていく流れです。
言い訳をしておきます。そもそもの出発点は、自分の庭遊びを通じた実感として、適当や失敗に価値があるって感じたわけです。この味わい深さを伝えたいって思ったのがきっかけです。なので、強引に庭につなげているわけではなく、ここが起点なんです。

ということで、庭の話をしたいと思います。何度も書いているのでまたかよってなったらスミマセン。
庭は、自然に支配された領域です。
人間の理は、あくまで一つの意見でしかないです。
何かやろうと思っても上手く行きません。
気候や天候や動物や植物や虫やら人間やらが邪魔してきます。
もう諦めましたよ。
失敗を愛でるしかない。
バーベキューしてると雨降ってくるわけです。色々試行錯誤しました。今では、数分でタープ張れるシステムを構築しました。夏なら、食材だけ避難して夕立で涼むのも乙なものです。
夏暑いならビールを飲み、プールを用意して子どもに水をかけて遊びます。寒いならたき火をして熱燗を飲みます。雪で濡れて上手くたき火が出来ないなら、どうにか乾燥させる為に試行錯誤します。その試行錯誤が面白いわけです。出来ないから面白みが発生する。

キッチンで料理するのが一番美味しく出来ます。でも、あえて庭の焚火で料理するわけです。頭が悪い。はい、頭悪いです。自分、頭悪いです。失敗しかしないのがわかってる。でも失敗に突っ込んでいきたいわけです。この感覚が最高なわけです。自由を感じる。解放されるわけです。自分の人生を自分に取戻した感覚。高みに登ることを強制してくる世界なんてこっちからお断り。あえて低みを攻める。
成功を追わなくていい。失敗を愛でる。それは、自分の人生を愛でることです。

庭ってそんな場所だと思うんだよなぁ。
だから、一緒に馬鹿やりたい人、一緒にたき火を囲みましょ!

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