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庭の話③ ちょっと真面目に背景を考える

どうも中川です。
ニワカケルの記事読んだよって言われる事がチラホラ出てきたのですが、あまり感想を聞かせてもらえることが少ない。そして自分も、怖くて深く聞取りが出来ない。引きこもり気質だったりします。引きこもりだからこそ、友達で発散とかじゃなくて、いきなり世界に向けて情報発信とかしてしまうんです。
うーん単純にコミュ障な気もします。コミュ障をこじらせた結果、引きこもりからの誇大妄想を発信する困ったおじさんになったのか。まぁ、そんなことはどうでもいいんです。重要なのは、その誇大妄想が、ゴミなのか役に立つのかって事です。

そんな感じで、今回は、ちょっと真面目に掘下げた話をしてみたいと思います。

疑問!働いても豊かになれない

経済学者のケインズは、「百年後、一日に三時間働けば十分に暮らせる社会になる」といいましたが、それが100年前ぐらいの話です。ブルシットジョブって単語が流行りましたが、何の生産性も無いクソみたいな労働をする仕事が登場しつづけ、どれだけ働いても豊かさを実感できない仕組みになっています。とはいえ、物質的な豊かさは飽和しています。生活に必要なモノが揃っているのに、豊かさを感じられないって地獄のような現象は、ジャン・ボードリヤールが『消費社会の神話と構造』で「記号消費」って概念で説明してます。簡単に言うと、お金があるとブランドのカバンが欲しくなるって話です。
人間は、猿です。なのでマウンティングする習性があります。マウンティング女子とかありますが、ブランド品とか旅行などの特別な体験とかでマウンティングします。それって記号バトルしてるだけです。男もそうです。俺の方が、高給な車乗ってるとかレア商品持ってるとか、全部、猿の頃の習性に従って動いているだけの話です。
ジラールの模倣の欲望とかもヤバいです。みんなが持ってるから自分も欲しいとかって話です。子どもとか、この欲望がまる出しです。リーダーが木の枝を持ってたら、自分も欲しくなるんです。今まで見向きもしなかったのに。大人になるとSNSで流行ってるものが欲しかったりします。みんなが受験勉強させてると自分の子どもにも受験勉強させたくなるんです。
人間の習性を最大限利用しているのが現代です。本当は、ケインズが予想したように3時間程度の仕事で十分に暮らせるはずなのに、いつまでたっても豊かさを実感できないんです。

何でそんな構造になってるのって、それは、資本主義に必要なことだからです。株式会社の経営者の役割って、会社を大きくさせる事です。成長させ続けないと他の会社に負けてしまうので、永遠に成長させないといけないんです。国も会社が成長すると国力が上がるので応援します。伝統的な資本主義は成長至上主義なので、とにかく人をたくさん働かさせて消費させないといけないんです。だから上記のように、どれだけ仕事し続けても豊かになれない現象が発生します。
うーんツラい。
核兵器開発競争が止められないように、資本主義による競争を誰も止められないんです。

地球の限界

グーグルマップって凄いですよね。世界中の街並みを見ることが出来ます。アフリカの村とかでも旅行気分で見学できます。そんなグーグルマップですが、拡大してみるとわかるんですが、開発可能な地表ってほぼ開発されてます。森とかステーキに添えられてるパセリみたいな感じです。アマゾンとかヤバいです。一度見て下さい。地球儀になるまで拡大して航空写真モードで見てもらえれば一発でわかります。
自分は、環境問題を訴える人ではないのですが、そんな状況をみてるとこれ以上の発展は不可能だと思うわけです。人口増えてくし、みんなが発展していく。地球を開発し続けるわけです。でも、地球は有限です。
世界総人口80億人全員が、アメリカ人みたいな生活することは不可能です。
成長を課せられた伝統的な資本主義の限界がそこに見えています。
なんか、アメリカも帝国末期みたいな状況になってますし、色々と限界が来てますよね。

資本主義と暴力から人が不要になる世界

AIの発展が凄いですよね。
そりゃ凄い。
凄すぎて何が凄いのかわからない。
数年前にAIがブログとか書いてくれるんだよって言っても誰も信じませんでした。馬鹿扱いされました。でも今後、AI記事が爆量産されそうな状況です。
数年後には、エージェントAIの登場するって話です。10年後とか、AIがかなりの役割を担ってくれます。ホワイトカラーが不要になりそうだって記事がチラホラみかけます。自分が経営者だとして、有能で、給料も安く、休み不要そんなAIが登場したら人間とAIどっちを採用しますかって話です。もう時間の問題でしかないです。
ロボットもAIで発展します。早々に、ホワイトカラーが不要になりますが、徐々にブルーカラーも不要になります。24時間働いてくれる有能ロボット登場したら、誰も人を雇わなくなります。
人間の雇用を守れっていっても、そうなると政治の問題でしかありません。ちなみに人間大事とか言ってる国は、没落します。AIを活用できる新興国家によって淘汰されます。新興技術を活用できた国が覇権を獲るのは歴史の必然です。物理法則みたいなものです。

前置きが長くなってスミマセン。
そんなこんなで、経営者は、人を解雇してAIとロボットを採用するようになるので、資本主義に労働者が不要になるって話です。

続いて暴力の話ですが、ウクライナの戦争でドローンの話が多いです。ドローン怖いですね。ターミネーターぐらい怖いです。警察とか軍に人間が必要なくなる日も近いです。明治には、富国強兵とか言ってましたが、強い軍隊を持つことはメチャクチャ大事です。やはり強い国は軍も強い。軍が強い国が強い国なのかわかりませんが、相関関係があります。なので軍事用のAIとロボット開発に成功した国が覇権を獲ります。

二つの話をしましたが、国を成立させるのに経済と軍事力は重要な柱ですって話です。
その2つの柱は、人に依存していました。国の根幹は人だったんですが、未来には、国の根幹に人が不要になってきます。
そんな世界って、どうなるんだろう。国民の三大義務とかどうなるの。
仕事って存在するの?
うーん、どうなるんだろう。
だぶん、新しい世界の秩序が必要です。
ぶっちゃけ、次の世界の国家とか資本主義の在り方とかわかりません。
大きく変わるのは確実です。
ベーシックインカムとかないとこの世は無職だらけの地獄になります。でも誰が原資を出すんだろう。そんな感じで、未来はどう変わるのかがわかりません。
どう変わるかわからないなら、少しでも未来が良くなるように動いた方がいいだろうって思ってます。
だから、ニワカケルは未来に向かって仕掛けます。

未来に向かってカケル

自分が希望する最終的な未来は、魔法化した科学が存在する中世です。魔法があるので、勉強とか過酷な労働は不要です。好きな事を好きなだけやってられる穏やかな世界です。働きたくない。働かずに好きな事やってたいんです。本音が漏れ出てきましたが、俺は、働きたくないでござる!
そんな未来が来て欲しい。
でも、理想の田舎暮らしだけでは満たされない過激な欲望とかあります。過激な欲望は、地球負荷が重いのでネット上で展開して、リアルは、ダッシュ村的な感じです。そんな未来が来るのか不明ですが、孫の世代には実現していてもおかしくないです。マトリクスの世界かもしれないし、ターミネーターになってるかもしれない。デストピア方向の世界の想像って簡単に出来たりしますが、ユートピア方向の未来って想像しづらいです。
ユートピア方向の世界を予感させるような世界を作るって重要な仕事があるんじゃないだろうかって思うわけです。

古代ラピュタ人は、「土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう」と歌いました。人は、土から離れては生きられないのです。
前置きの回収ターンです。ボードリーヤールが記号消費の問題点を指摘しましたが、その問題は、視覚優位の社会によるものが大きいです。手の重要性を忘れたことによって、手触りある幸福が消えてしまった。視覚から得られる薄っぺらい幸福の世界になってしまったんです。
自分が生きる為には、会社の部品になって働く必要がある。生活は、給料で買ってきたものだけで成立する。システムに依存して生きる存在になってしまっている。自分が生きる根源を持たないから、過剰に装飾することで安心を買っているだけです。農業とかしてる人って、あんまり綺麗な服を着ません。なんでかっていいますと、自分が生きている根拠を持ってるから、着飾ってマウントとる必要ないんです。虚勢を張る人って、自信がない人です。現代に蔓延る病です。現代の病については、社会学者の宮台真司が色々と語っています。最終的には、カブトムシを捕まえに行こうぜ!って言ってます。

人間が生きるのに必要なモノって、さほどない気がします。人が人である事を肯定できる世界に何が重要なのかを考えなければなりません。
そこで、自分は思うわけです。やっぱり庭って必要だよなって。
凄い着地です。我田引水どころじゃないけど、でも本当に必要な事だと思うわけです。
人が人であることを楽しむための場所として、自然と人が交わる場所として、生きる実感を得るための場所としての庭です。
古今東西、すべてを究めた権力者は、引退すると庭いじりとかして余生を過ごしがちです。人間最後は、庭に行きつくわけです。

ということで、物凄い誇大妄想を展開したわけでありますが、時代の変遷次第で大事な話になる可能性があります。
人生をこじらせたオッサンが、自分を慰めるための庭を作りたいって話じゃないんです。凄く大きな話ですが、子ども達に、価値のある世界を残したいんです。ここが出発点です。

これからの活動

とはいえ、何十年後に向かって仕事出来るほど、お金ないわけですよ。だから種を撒く仕事をしようかと思います。
ラピュタにあった「土に根をおろし、風と共に生きよう」への世界に移行するための、入口としての庭を作ろうかと思います。現代で土に根を下ろす暮らしって、仕事辞めて田舎暮らしする事です。はっきり言って重い。人生こじらせてないと無理です。
そこで、誰でも気軽に体験するための中間地点があったらイイじゃないかって思うわけです。
なので、それが今のニワカケルが提唱している遊ぶ庭です。
すべて捨てて田舎暮らしは出来ないけど、現代の価値観から自由になれるちょっとした庭がちょうどいい。めんどくさいこと忘れて遊べる場所が欲しいわけです。そんな気軽な庭です。

色々な記事で同じような事を断片的に書いてきましたが、一旦、まとめてみたいと思って改めて書いてみました。
素人が適当に膨らませた話なので、間違いとかありがちです。でも、素人の特権は、無責任に話を広げられるので早い。のんびりやってちゃAIの開発競争に負けます。未来に向けて早急に準備しておかなきゃならんと思うわけです。
そんな感じで、暴走気味で走っていこうかと思いますので、もしよろしければ、こんな記事を読んでいただけるそこの貴方!助けて下さい!今だと、ただのイタイおっさんです!
そして、一緒に遊びましょ!

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