遊ぶ庭で面白い未来を目指すプロジェクト【ニワカケル】

庭師が語る⑪ 落合陽一と遊興社会

どうも、一番の推しは落合陽一な中川です。
遊興社会って何度も連呼しているんですが、遊興社会の発想の元は、落合陽一です。

推しといっても、作品とか著作を理解できているわけではありません。
理解できなくても楽しむことは出来る。。
天才を理解しようなんて無駄なことです。
次元が違う人は、同じ空間にいても全く違う世界が見えているので会話が成立しません。頭の回転速度が、明確に違う。会話速度も合わないので事故る。自分の次元まで降りてきてもらえるといいんですが、天才の時間を奪うのは人類の損失なんで、もう、愛でるしかない。

そんな自分ですが、いつか会ってみたいと密かに願っておりました。
なんと!早くに実現してしまいました。
今回は、そんな話です。

第12回科学技術予測調査に参加しています。

実はいま、文科省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が行っている、第12回科学技術予測調査のシナリオワークショップに参加しています。
なぜ、そんな所に参加出来ているのかといいますと、各種専門家を公募していたので応募したからです。
ビバ、多様性!
たぶん、多様性の確保の為に珍種を拾ったって感じだと思いますが、採用されたからには喰いこんでいく。でも、自分以外の参加者は、マジでエリートばっかりです。名刺交換とか痺れます。肩書が意味不明すぎて何者か理解できない。理解を放棄する瞬間を感じました。どうでもいいかぁって。国のお役人様とか、二度と会えないし。気兼ねなく歎願しておきました。

このプログラムは、科学技術によって未来世界がどうなるのかを予測するための調査をしているわけです。そこで、専門家を召喚するカードがあるから、誰か希望ありますかって聞かれたので、落合陽一とリクエストしたら通りました‼さすが文部科学省‼国凄い‼

そんなわけで、ZOOMで1時間程度でしたが、憧れの落合陽一とつながったわけです。
どこまで内容書いていいのかしら。

概要は、予測調査では、2055年・2085年の未来だとどのような世界になっているのかについて議論しているのですが、その中で、遊興社会とかいかがでしょうかと提案したところ、一部採用されています(!!!)。
その予測した未来について落合陽一氏に意見をお伺いするって感じの座組です。
なんだろう。
現実感が1㎜もない話ですが、本当の話です。

ほら!
証拠です。

全然話せなかった

質問権を一つだけもらえたのですが、緊張して何も話せなかった。あぁぁ。
遊興社会は、貴方の考えをパクった概念なんで献上させてくださいとか言ってみたかった。
デジタルネイチャーに接続可能な庭はどんな感じでしょうかとか聞いてみたかった。
でも、何も話せなかった。
時間もなかったし。
事前の話の情報量が多すぎて頭がパンクしてたし。
次回があることを願って鍛え直しだ!

ひとつ成果があるとするなら、遊興社会という提案に対するアグリーをもらえたことです。
現在が安定的に成長し続けられるなら、遊興社会のような概念の世界が到来してもおかしくないと。十分にあり得る世界線だそうです。そして、デジタルネイチャーも遊興社会に共通する概念を含んでいると共感いただけました。
推しに共感もらえるとか最高です。
自分の解釈が間違ってなかったって事です。

遊興社会を自分的に考察

ここからは、予測調査の話から離れて、自分なりの考察してみます。
*正しく解釈し正しく発想出来ている自信はなく、独自の解釈から独自の発想になっているかもしれません。落合氏の意見を曲解している可能性が高いので、発言の責任は自分です。

落合陽一の過去の発言をいくつかピックアップしてみます。
・未来の格差の源はモチベーション
・ワークアズライフ
・猫キノコ遊牧民

猫キノコ遊牧民で、気軽に気楽にノリで生きていこうと説き、生活と仕事は一体化し、やる気ある奴が勝つ世界です。現代の感覚では理解できない世界ですが、遊びって単語を導入するとすべてがつながります。
現代と未来の行動原理を簡単に説明すると

仕事→給料→消費←幸福
仕事=やりたい事←幸福

現状だと仕事の目的が、給料であることが多いですが、仕事=やりたい事に変化します。
オタク化した世界なのか、スポーツ化した世界なのか、パーティー化した世界なのか、マッタリ化した世界なのかもしれません。複数の世界に所属し気軽に渡り歩く感じになると最高です。
やりたい事をやっている状態とは、人はそれを「遊んでいる」と呼びます。
仕事の目的が、給料からやりたい事に変わっています。

魔術化したテクノロジー全盛の世界なので、人は、気楽に気軽に喜びを共有するだけの世界です。
コンセプト化すると遊興社会となります。
いくつかある理想郷の一つです。
遊興社会は、愛と浪漫で駆動する世界といってもいいでしょう。
労働と見栄で駆動する消費社会より、かなりいい世界です。

もっと話を聞きたかった

AI時代がどんな世界になるのかについてもっと話が聞きたかった。関連する疑問が山のようにある。そもそも、わかってないことがわかってないから、何がわかってないのかも聞きたい。
人の喜びの形が見えると、庭の最適な形も導き出せる。
人や社会への解像度を上げる必要がある。
でも、そんな機会は来ないかもしれないので、動画みるしかない。

アナログ世界からの喜びを共有してみたい。

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