プロジェクト

ニワカケルが目指す未来

ニワカケルが目指す未来は、「遊びによる人と自然が共生する社会」ですが、難しくてわかりませんよね。簡単に説明するなら、キャンプするなら、いい感じの木がある場所がいいですよね。何の予定もない休日、でも外は小春日和だからせっかくだし庭でゴハンを食べようと思ったとき、いい雰囲気の庭だった満足度高いですよね。そんなぐらいの簡単な話です。
みんな仲良くなれば幸せになれます。でも、それが一番難しい。特に人と自然が、仲良くなるにはどうすればいいのだろう。それを考えて提案するのがニワカケルです。

自然は不便で不快

なぜ人と自然が仲良く出来ないのか、それは、自然は人にとって都合の悪い存在だからです。落葉は落ちるし、虫やカエルが出るし、草むしりは大変だし、暑いし寒いし、太陽は容赦ないし、木は伸びるし、隣の人は文句言ってくるし、自然って人にとって不都合な存在です。自然が大切とか言いますが、本当に価値があるなら、そこらじゅう自然だらけになってるはずです。そうなってないのは、不都合な自然より都合のいい人工物に囲まれた快適な生活が大事なんです。
綺麗ごと言うのは簡単ですが、現実は残酷です。だから、自然は、大切かもしれないが不便不快な存在である、この前提で始めなければなりません。

不便不快こそ贅沢

不便不快こそ贅沢です!いやいやいや、不便不快が贅沢って何言ってますのってツッコミが聞こえてきそうですが、便利快適が当たり前になった世の中です。苦労は買う時代になりつつあります。正しくは「程よい苦労を買う時代」です。農業体験ツアーなど各種の体験の類は、苦労でしかありません。キャンプも、不便不快な場所で苦労するだけの行為です。そう考えると、不便不快を楽しもうって流れ増えてきてませんか?
未来も便利快適を追求する世界でしょう。でも、便利快適を実現させるためには更なる効率化が求められて疲労するだろうし、スマホが時間を奪い続けるだろうし、便利快適で楽になってるはずなのに疲れがたまる流れは加速していくでしょう。便利快適に息苦しさを感じて、不便不快に魅力を感じる人は増える気がしています。
人間相手に不便不快な思いをするのは、なかなかツラいです。仕事だけで十分です。でも、自然相手に不便不快なことに挑戦している姿は、カッコいいし憧れます。登山とか釣りとかキャンプとか農業とかいいですよね。自然に対して知恵と勇気で立ち向かう姿とか絵になる。ちょっとした工夫で自然の中で楽しく過ごすとか、よくないですか?これで、自然→不便不快→贅沢の構図が出来上がりました。
AIに仕事が奪われて暇になったら、不便不快な自然の中で遊ぶことに贅沢を感じる人はもっと増えるでしょう。

ロマンを求めて冒険する時代

自分のマイルールは、家で飲むコーヒーは自分で焙煎すると決めています。自分で焙煎すると、だいたい失敗します。そりゃ、プロが専用の機械で最高のセッティングで焙煎した方が美味しいに決まってます。美味しいの飲みたいなら、金を払えばいいだけ。ものすごく簡単です。スマホ一つあれば、お取り寄せもできます。美味しいを金で買うのは簡単です。フェラーリは買えませんが、コーヒーぐらいならどうにかなります。
焚火で焙煎すると、毎回違う味になります。そりゃそうです。焚火で火力を完璧にコントロールすることは不可能なんです。ここで問題です。最高の美味しいじゃないから失敗なのかって事です。
子供が描いた絵をデッサンがくるってるから失敗作だって評価しますか?それぞれの出来が違っていいんです。完成度の高さを競うのではなく、書かれた絵をどう楽しむのかのほうが重要なんです。コーヒーであれば、焙煎の度合いで違った味を楽しんでみるとか、極端な強火で短時間で仕上げると味がどう変わるのか、ハンドピックをすると味は変わるのか、何も考えないで適当に焙煎して偶然を楽しんでみる、焚火焙煎道を究める、など買うだけでは味わうことができな世界があります。自分だけの価値観で自分だけの世界を追う。これはロマンだと思う。ロマンって不便不快な世界で憧れを求めて冒険することじゃないでしょうか。だから、焚火で焙煎した自分だけの特別なコーヒーを楽しむんです。

社会で認められた「正解」を買うことも大事だけど、それ以上に、自分だけの世界をもち追い求める事こそ大事な時代がこれから来る。敷かれたレールを走るのではなく、自分の感性を頼りに未知の世界に挑戦する。これこそ冒険です。心のワクワクを燃料に駆け回る。窓の外には、新しい可能性が待っている。

野性という可能性

長い話にお付き合いいただきありがとうございます。これで最後です。本当はもっと話したいこと沢山あるんですが、もし興味があれば他の記事読んでください。
庭や自然ならではのロマンなら、オススメがあります。それは「野性」です。
焚火で肉を焼いて食べるとか最高に野性です。いい感じの木陰にハンモックを吊って寝るって猫みたいです。野性動物は、たいてい食べるか寝るか遊ぶかのどれかです。本能が満足することを追い求めましょう。理性満足はもう十分です。野性満足にこそ可能性があります。そして野性は、過剰を求めません。
野性といえば、もう一つ大事なことがあります。それは、巣作りです。現代でも、家を手に入れるために相当なエネルギーを使ってます。立派な巣を手に入れるのは、本能からの要求なんです。そして際限がない。だから作りましょう。秘密の隠れ家を。庭ならそれが可能です。子どもの頃に憧れた、秘密基地を作ってもいいです。なんなら、子供と一緒に作ってもいい。人にとって仲間がいることも大切なことです。

自然がある庭だから提供できる豊かさってこういうことだと考えています。
野性充実にこそ忘れていた大切な豊かさがあります。野性には自然が必要です。
ニワカケルの提案が広まっていけば、人と自然の共生に一歩近づくことができます。
一緒に、未来の世界に向かって駆け出そう!

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